「つわり」と「胎動」と「性別」東京に帰って、どこの産院がいいのかわからなくて、 一緒にバイトしていた主婦仲間と同じ大学病院に行く事にした。 初めての妊娠だし、何かあった時の為にいいかな?とも思った。 形にはなってないけど、赤ちゃんのいるところが見えた。 (わぁ~本当にいるんだぁ)嬉しい気持ちでいっぱいだった。 「12月13日が予定日ですね、何か聞きたい事ありますか?」 ぶっきらぼうに言う先生。 「ちょっと、おりものがピンク色してるんですけど、 大丈夫でしょうか?バイトもしてるし…」 「流産するしないは、卵次第ですから」 先生にそう言われて、とても不安になった。 それからすぐにアレが始まった。そう、つわり。 朝、パパのお弁当用に魚を焼いていた時、 急に、「おえっ!」っと来た。本当にTVドラマみたいに来た!! それは、次第にひどくなって、果物くらいしか受けつけられなくなっていった。 産婦人科で、「つわりがひどいんです」と、言っても先生は、 「つわりはしょうがないから」と言うだけで、相談にはのってくれず それが3ヶ月も続いた。 昼夜問わず、「ゲェーー!」寝てる時も気持ち悪い。 食欲がない分、体力もない。ほとんど寝たきり状態。 そんな私に代わって、炊事、洗濯、掃除…全部こなしてくれたパパ。 それなのに、私は「こんなに辛いなら赤ちゃんいらない!」 と言って、弱音を吐いた。 「そんな事言ったら赤ちゃん可哀相だよ!もう少し、頑張れ!」 パパが励ましてくれる。 そうだよね…赤ちゃん、ごめんね!ママ、頑張るよ! 5ヶ月の頃、この長かった"つわり"が嘘の様に 急になくなって、胃がスッキリした。 終わった!終わったんだ!!ヤッホーーーー! この時、体重は妊娠前より4Kgも減っていた。 6月の末頃…腸が動いてるのか、ガスなのか? ポコポコ~っと言うものを感じる。 ん~~~これが胎動?初めてでわからない。 でも、それは日を重ねるうちにハッキリわかるようになる。 「わぁ~~~、動いてるんだぁ~」 とっても幸せな気分。キックゲームって言うのをやってみる。 トントン♪と、お腹をノックするとポコ!ポコ!と返事がくる! 「わぁ~!ちゃんとお返事してるんだ!可愛い!」 パパも手を当ててみる。「ゴニョ!」 「うわっ!気持ち悪いっ!」失礼なパパ! それでも、毎日赤ちゃんに話しかける。「パパでちゅよぉ~」 今からこんなんで、この先どうなるんだぁ~? そして、この胎動は、日増しに強くなって、 「いったぁ~いっ!」と、思わず言ってしまうくらいで 肋骨折れるんじゃないか?と心配した程凄かった。 特に寝る前、よく動くから、なかなか寝つけませんでした! 今までの先生が何だか嫌だったので、他の曜日の先生に 診てもらう様になった。 ここで一番人気らしいY先生。本当に優しい先生。 話もちゃんと聞いてくれるし、不安にならない様に答えてくれる。 変えて良かったぁ~。(*^o^*) 6ヶ月の時、「どっちかわかりますか?」と、聞くと、 「ん~~~、今の所、男の子っぽいかなぁ?」 わぁい!やったー!!私は男の子が欲しかった。 自分が長女だったから、カッコ良くて優しいお兄ちゃんが欲しかった。 パパは女の子が欲しかったみたいだけど、 産まれるまで、毎回聞いても「男の子」だった。 超音波の写真にもバッチリ”可愛いおちんちん”が映ってた。 胎動の強さも納得の男の子~~~!! |